Fringe81 リターゲティングリストの評価が「配信前」にできる広告運用支援ツール『Humpty(ハンプティ)』 をリリース
〜パフォーマンスが平均15% アップ 異なるDSPやアドネットワークのリスト管理を統合し、一括同期を実現〜
デジタル広告テクノロジー開発/コンサルティングのリーディング・カンパニー、Fringe81株式会社[社名よみ仮名:フリンジ ハチイチ](本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:田中 弦)は、運用型広告の中でも特に重要な手法であるリターゲティング広告のスマートバイイングツール群 『Humpty(ハンプティ)』 の提供を本日より開始します。広告主企業のサイト内データとユーザー情報を統合した、自社開発した高精度成果予測シミュレーション手法をもとに、得られた結果をアドネットワークやDSPなど複数の広告出稿先に応じて、一括で設定・運用・レポーティングを行います。
『Humpty』は、リターゲティング広告の成果向上を阻害している、間違った設計や運用に関わるミス、見当違いな考察がなぜ起こるのかに着目しました。どのような広告主企業でも初めから高い成果が得られる広告の出稿方法を探し出せる「リターゲティングリスト事前評価機能」と「リストの一元管理」により、リターゲティングのパフォーマンスを改善、平均15% 高める事に成功しました(*注:社内トライアル案件調査による)。
『Humpty』は、導入パートナーとして、株式会社リクルートライフスタイル様を中心として機能改善を進め、順次機能追加を進めます。当面β版として運用を行っていくため、広告主企業への直接販売とする予定です。
今後は開発・リリース済みの第三者配信エンジン、『digitalice(デジタリス)』ともシームレスな連携を目指し、メディア間の横断的な評価が行えるよう、サービスを拡張します。 Fringe81は、今後も専門人材によるきめ細やかな運用を提案し、成果の最大化に努めてまいります。
Fringe81株式会社 担当:中村
Tel: 03-6869-8100 Email: dc-sales@fringe81.com
資料
Webマーケティングでは、一度自社サイトに来訪したユーザーに対して広告を配信する「リターゲティング広告」という手法がポピュラーになっています。リターゲティング広告は、広告主企業が取り扱っている商品の標準的な検討期間に応じ、ユーザーが「いつ来たか」「今まで商品を購入した事があるか」「何時頃に来たか」「サイトをどのくらい見ているか」など多くの条件を元に分類してリストを作成します。このリストを利用してどのように出稿するかは運用者毎に大きく異なります。そのため、成果を出すために細かい運用が必要になりますが、入札価格の設定条件やリスト設計は複雑さを増し、データ量が膨大になるため、一度作ると見直しは行われにくくなります。さらにこうして作られたリストが最も成果が出る設計なのか確かめる方法がないため、実際はもっと成果を出せるのに、長期に渡ってリストを放置する、機会損失に気づかない広告主企業も存在します。
一方で、近年、広告主企業が自社サイトに訪れるユーザーと第三者のメディアが持つユーザーのデータを統合・分析しマーケティング全般に広く利用するシステムとしてDMP(Data Management Platform)に注目が集まりつつあります。DMPの利用により、たとえば「3日後に泊まれるホテルを探していて」「まだ自社サイトの会員でない」ユーザーに対して3日間だけ初回予約特典を提供する等の特別なキャンペーンを出稿することもできるようになってきました。【リターゲティング広告の課題】
以上から、我々が考える今日のリターゲティング広告の課題は、以下の通りです。
- サイト訪問ユーザーを分類する技術が飛躍的に向上し、数多くの仮説が検証できる状況にあるが、どの仮説を実証すべきかを決める情報がない
- 実証するためのオペレーションの正確さが担保できない
- 詳細な運用を行うための人的リソースが確保できない
以上3点を解決しようと考えました。
【開発の経緯】
課題に対し、Fringe81は、分類したユーザー毎に成果を出す確率を測る事ができれば、リターゲティング広告の成果を最大化する事ができるということに着目しました。数ヶ月に渡る計測システム及びアルゴリズムの検証の結果、主として2つの変数を組み合わせた数十パターンの分類項目の遷移確率を比較する事により、実際にリターゲティング広告を出稿せずとも、リターゲティング広告の成果を短期間で最大化するシミュレーションと設計を可能にしました。
【『Humpty DMP』と『List Finder』】
上記を実現するのが 『Humpty DMP』 および 『List Finder』 です。
さらに生成したシミュレーション結果から得られたリターゲティングリストを処理する「Humpty Auto Setter(ハンプティ オートセッター)」機能により、シームレスなGoogle Display Networkなどのアドネットワーク/DSPに対する設定が可能です。設定時に発生するミスを無くし、手動では実行不可能な大量のリターゲティングリストが一瞬でデータの蓄積を開始できるようにしました。さらに、「Humpty Auto Bidder(ハンプティ ビッダー)」機能による入札価格の自動調整も行います。
【『Humpty』機能概要】 適用デバイス:スマホ・タブレット・PC
リターゲティング広告運用に関わる設計・設定・運用・報告 全てをカバーするツール群を有したサービスです。
[Humpty DMPおよびList Finder] リストの設計支援ツール
・ サイト内ユーザー遷移データの蓄積とCRMデータを基に配信前の成果予測を行います。
[Humpty Auto Setter] リストの設定支援ツール
・ Google Display Network及びYahoo! Display Networkに対しHumptyで生成したリストを自動設定。今後順次対応ベンダーを拡大予定です。
[Humpty Auto Bidder] 広告運用支援ツール
・ 各媒体に設定された予算と広告グループ毎の入札価格を決められたルールに基づいて自動調整します。
[Humpty High-class Report]
・ レポーティング支援ツール:媒体毎の成果情報を統一されたレポートフォーマットで定期的に出力します。